
2003/6/13
当協会では協会員を対象に「CS事業実態調査」(2002年12月〜2003年1月)を実施、このほど結果が纏まりましたので一部ご報告致します。
2001年に初めてこの調査を実施し2002年4月に 小冊子「CS放送データブック2002」にまとめましたが、今回はその2回目。
意外に若いCS事業者の年齢構成や今後の取組みなどCS事業者の現在の姿を反映した内容となっております。
当協会は今後もこのような調査を実施し、公表していく予定です。皆様にはCS事業をより身近に感じていただければ幸いです。
本報告書は下記要領にて実施した衛星放送協会の正会員に対する「第2回アンケート調査」に基づいています。データを整理し、その一部を一般の方々に公表するものです。

株主の主業種(事業部制をとっている会員社はその本体)については有効回答数:102社のうち、放送業、サービス業がともに46社でトップであり、商社(27社)、映画・音楽業(24社)、金融業(22社)と続きます。
※事業部制をとっている場合は、主業種で回答。また一社で複数回答有り。

CS事業専業から事業部制をとる企業まで様々です。有効回答数:103社の中で資本金が1億円未満の事業者が21.4%(22社)を占める一方、100億円以上の事業者も5.8%(6社)存在しています。
従業員の増減予定(全体)(有効回答数74社)

従業員の増減予定(分類別)(単位:社)

CS関連業務に従事する従業員数(単位:%)

CS関連業務に従事する従業員数(派遣・パートを含む)は回答平均が36.1人となり、2001年度より1.9人減少しています。
1年以内の増減予定についての質問に対して、「減らす方向で検討」という回答がわずかながらも増加し、「現状維持」「増員方向」は共に減少しています。
しかし、正社員に関しては「増員予定」「増員検討中」という回答が38社(44%)と高くなっています。
また、従業員の平均年齢でみると2001年度とほぼ変わらず(2001年度34.7歳に対し2002年度が34.9歳)CS放送業界を担う従業員の年齢は総じて若いと言えましょう。

番組制作の設備を保有している事業者は、有効回答数:102社のうち59社でした。
また送出の設備形態としては、半数以上の58社(有効回答数:99社)が外部に委託していると答えています。
売上高分布の推移(全体)(単位:社)

売上高平均の推移(全体)(単位:百万円)

2001年度 売上構成比

売上の一社平均は、2000年度19億11百万円(有効回答数:57社)であったのが、2001年度は21億32百万円(同:57社)となりました。また2002年の予測としては売上高の一社平均が20億40百万円(52社)となっています。
尚、2001年度の売上の構成比については、グラフの通りです。
高機能サービスへの取り組み(有効回答数96社(2002年度))

双方向放送等高機能サービスにつき聞いたところ、有効回答数:96社のうち半数以上の52社が「既に実施」も含め取り組んでいる、或いは取り組む予定と答えています。
また実際にサービスしている内容は以下の通りとなっています。
<現状のサービス内容>
・放送、インターネット、携帯電話を融合させたサービス
・文字ニュース
・双方向データ放送サービス
・蓄積型放送
・番組の補充データとして登場人物、場面解説、歌詞等を提供
・CMの情報配信
今後は、東経110度CSを使った双方向サービスや番組連動のe-コマースなどにつき、視聴環境の推移と負担コストを見ながら、実施の内容や時期を検討する会員社が多い模様です。