衛星放送協会

衛星放送協会は、協会会員社が提供する有料・多チャンネル放送の啓蒙、普及発展を推進する団体です。

オリジナル番組アワード

オリジナル番組賞 ミニ番組部門

最優秀賞

ギャグマンガ日和+

キッズステーション(株式会社キッズステーション)

『ギャグマンガ日和+』で目指したのは、日本最先端=世界最先端のギャグアニメーション。専門チャンネルならではのビックリするような作品を作りたい、というチャンネルの願いと、大地丙太郎監督を始めとするスタッフ一同の心の底から笑える/楽しくて面白いアニメーションを作りたいという想いが出会い、この非常にユニークな作品となった。2005年1月にキッズステーションで放送が始まった『ギャグマンガ日和』シリーズは、徐々に口コミで人気が広がり、第4弾『ギャグマンガ日和+』へとヒットを続けた。CS放送を起点としつつ、第4弾では、キッズステーション以外にも読売テレビや中京テレビ、関東地区U局まで放送を拡大している。TVアニメーションとして稀な手間とコストのかかるプレスコ方式を行い、ビデオ絵コンテを作成。大地丙太郎監督独特のハイスピードなリズム感とテンポの演出で、ミニ番組ながら、アニメーション技術の粋を活かした作品となった。

作品紹介

原作は累計500万部の大ヒットコミック。小学生から中高生、面白さに敏感な大人たちにも大人気のギャグアニメ。天才漫画家、増田こうすけと『ギャグアニメを作らせたら日本一!』の大地丙太郎監督の強力コラボレーションもついにシリーズ第4弾!今回も聖徳太子や小野妹子、松尾芭蕉に曽良、クマ吉くんにうさみちゃんなどなど、人気のキャラクター達が縦横無尽に大暴れ!一度見たら忘れられない、クセになっちゃう笑い。爆笑したり、クスリと笑ったり、考えて笑ったり。もちろん、キレと緩急を両立させた奇跡の演出も健在。パワーアップした純度100%のギャグアニメ、それが『ギャグマンガ日和+』。

【講評】:中島 信也 審査員
番組の「尺」によって分類された分野ということで、様々なカテゴリーの番組がエントリーされており、評価が大変難しかった。結果としてどうしても落とせない二作品が残り、事務局に無理を申しあげ特例的に二作品を賞の対象にさせていただいた。「必殺を斬る」は本編放映に合わせたタイアップ企画ながら番組として大変魅力のある作品。「ギャグマンガ日和+」はそれそのものが番組として独立している優れたアニメーション作品。「ミニ番組」を今後、衛星放送におけるオリジナル番組制作の入り口となる重要な分野と位置づけ、賞によって方向付けをすることによるマイナスを出来るだけ排除したいとの思いからあえて立場の違うこの二本の作品を残させていただいた。

最優秀賞

必殺を斬る
~必殺シリーズをめぐる13の物語~

時代劇専門チャンネル(日本映画衛星放送株式会社)

名作時代劇「必殺シリーズ」はいかにして創り出されたのか?そこに秘められたスタッフたちの作品にかける想いとは?光と影が織りなす映像美。奇抜な殺し技。重厚なストーリー。どれもが従来の時代劇の常識を超え、今なお色あせぬ輝きを持つ「必殺シリーズ」を13の視点で切り取り、作品制作に携わった各方面のスタッフへのインタビューを重ね、画面の裏側に秘められた知られざる創造の過程、尽きせぬ魅力の源泉を探る。本番組は時代劇ファン、特に「必殺」をこよなく愛する人々の興味関心に応えることを第一に考えた番組であり、そのためにスタッフの証言から制作の裏側に迫り、作品の魅力を掘り下げていくことをコンセプトとした。そこに"必殺の顔"である故・藤田まことさんがナレーションを担当するというファンにはたまらない趣向も加わる。(藤田まことさんは本番組収録の約1ヵ月後にお亡くなりになり、はからずも本番組が藤田さんの最後の仕事となりました)。

作品紹介

「必殺シリーズ」の生みの親・山内久司プロデューサーをはじめ、監督・脚本家・カメラマン・作曲家など関係者15名へのインタビューを撮り下ろし、その証言をもとに毎回さまざまな角度から「必殺」の魅力に迫る。ナレーションは、故・藤田まことさんが担当、"中村主水"が語りかけるというという趣向で番組が進行する。 <各回テーマ>第1回 プロデューサー山内久司が語る「必殺」の夜明け/第2回「必殺」を手がけた監督たち/第3回「必殺」の光と影~撮影・照明 前篇~/第4回「必殺」の光と影~撮影・照明 後篇~/第5回 音楽家・平尾昌晃~主題歌と劇伴音楽~/第6回 必殺の効果音 他、全13回

【講評】:旗本 浩二 審査員
「必殺シリーズ」を放送する際に視聴者の興味をかき立てるために制作された番組宣伝番組である。
しかし、撮影から照明、効果音に至るまで当時のスタッフが明かすとっておきの裏話が「なるほど」と思わせ、シリーズの新しい見方を提供する。
さらに時代劇制作にかける情熱がひしひしと伝わってきて、単体でも秀逸な出来栄えだ。少ない予算でも工夫しだいで面白い番組ができる好例でもある。
チャンネルの性格上、購入番組一辺倒になるのはやむを得ない。その中で、何とか独自番組を制作し、専門局としての主体性を確保しようという心意気は、他局も参考になるはずだ。

エントリー作品一覧

はノミネート作品です

一期一会~キミノコトバ~
株式会社キッズステーション

カルルとふしぎな塔
株式会社キッズステーション

ギャグマンガ日和+
株式会社キッズステーション

スター☆ミニシアター:第1回「あぁ、結婚生活」
株式会社スター・チャンネル

スター☆ミニシアター:第6回「その男ヴァン・ダム」
株式会社スター・チャンネル

ナンダコーレ
(TALOW THE TORNADO-竜巻注意報-/NIKIBI #2/河川敷とダッチワイフとベースライン)
株式会社スペースシャワーネットワーク

アンタッチャブル山崎の実録 現役サラリーマン言い訳大全
株式会社東北新社

剣客惣菜
日本映画衛星放送株式会社

必殺を斬る ~必殺シリーズをめぐる13の物語~
日本映画衛星放送株式会社

アメリカンアイドル直前番組 『Go!California』
FOXインターナショナル・チャンネルズ株式会社

Threebond Fomula3 ミニ番組
(ナショナル・ジオグラフィックチャンネル)
FOXインターナショナル・チャンネルズ株式会社

地球の未来を次世代へ
FOXインターナショナル・チャンネルズ株式会社

受賞作品

【オリジナル番組賞】
  • ドラマ番組部門
  • ドキュメンタリー番組部門
  • 中継番組部門
  • バラエティー番組部門
  • アニメ番組部門
  • ミニ番組部門
【オリジナル編成企画賞】
  • 編成企画部門

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