衛星放送協会

衛星放送協会は、協会会員社が提供する
有料・多チャンネル放送の啓蒙、普及発展を推進する団体です。

12th 衛星放送協会オリジナル番組アワード

番組部門 ドキュメンタリー 最優秀賞

希林と裕也
~トリックスター夫婦による昭和平成史~

NHK BSプレミアム
(日本放送協会)
樹木希林と内田裕也。テレビ、ステージ、CM、映画と縦横無尽に活躍した、稀有で一風変わった2人。なぜ、2人は夫婦でなければならなかったのか。親族はじめ、小泉今日子や岸部一徳といった証言者達が2人の人物像と関係に言及し、ほとんど一緒に暮らすことのなかった夫婦の深淵にもふれる。時代を補助線として2人を辿ることで、日本のある時代のドラマ史、ロック史、つまりは芸能史にも迫った。語りは、娘の内田也哉子さん。

作品紹介

本木雅弘が「風神雷神」と評した、あの破天荒な夫婦の秘密が明かされる!?独特の目で世の中を見る女と、常に何かに怒れる男―共通点は、世の中を騒がす“トリックスター”だ。希林と裕也。それぞれの生い立ちから、俳優として、ロックンローラーとしての道のりを、昭和・平成という時代を俯瞰しながら2人の結婚生活をたどっていく。内田裕也が見いだしたザ・タイガースの写真や、日劇ウエスタンカーニバルの場面、さらに昭和の人気ドラマ「寺内貫太郎一家」で樹木希林が「ジュリー」と身悶えるシーンなど、数々の貴重な映像や写真とともに、夫婦に親しんだ20人以上もの証言者が登場。エンディングでは、樹木希林の未発表手記が公開される。語りは、娘の内田也哉子さん。
 
作品動画

【審査員講評】 
朝日新聞東京本社 文化くらし報道部 編集委員  後藤 洋平

今年の選考で、審査員を最も悩ませた部門の一つがドキュメンタリー部門だった。「怪物に敗れた男たち~モンスター井上尚弥が変えた人生~」(BS12)と「名もなき人々の戦争」(ヒストリーチャンネル)、「野生の瞬間 嶋田忠」(BS 8K)は全て素晴らしい出来で、ある審査員からは「どの作品に最優秀賞を出してもいいです。みなさまにお任せします」との発言があったほどでした。 そんな中、「希林と裕也 ~トリックスター夫婦による昭和平成史~」が選ばれた二つの大きな理由は、①誰もが知る夫婦の、これまで知られなかった横顔が含まれていること、②それを証言する人々に、とても説得力があったこと、でした。オノ・ヨーコさんが裕也さんに語ったこと、希林さんの手記などから浮かび上がる2人の足跡は、まさに昭和から平成にかけての日本の芸能史における貴重な記録でした。
グランプリ
番組部門 最優秀賞

ドラマ

ドキュメンタリー

中継

文化・教養

バラエティ

ミニ番組

審査員奨励賞
ドキュメンタリー

編成企画部門 最優秀賞
番宣部門 最優秀賞
CAB-J 賞
特別表彰
過去の衛星放送協会オリジナル番組アワード