コロナ禍で分断された日本と世界とを結ぶ大中継。ヨーロッパでは、2021年秋から、ワクチン接種が広がり“にぎわい”と“日常”を取り戻しはじめていた。10月、芸術と文化が再び輝きはじめたパリの今をお届け。IP中継の軽装備で街の各所に放たれた9台のカメラ。現代美術館からのみの市まで、さまざまな現場から伝えていく。復興する芸術と明るさを取り戻しはじめた街の表情、“この世界に生きる喜び”を味わう4時間中継。
作品紹介
・新しいパリ 街角さんぽ アールヌーヴォー&アールデコ建築
・パリっ子が注目 新オープン美術館 安藤忠雄氏設計のリニューアル!
・2年ぶりの開催! サロン・ド・ショコラ チョコパラダイス
・移動中継! 大火災からの復興に向けて パリ ノートル・ダム大聖堂 最新映像!
・高級店の味をお手軽に! 3つ星シェフ!プロデュースの食堂!
・クリニャンクール のみの市 ブロカント(古道具)の魅力に迫る!
・老舗馬具ブランド がはじめたアップサイクル!伝統技とSDGs!
・パレ・ロワイヤル 戻りつつあるパリの日常"
作品動画
【審査員講評】
弁護士 田中 早苗
誰もがパリの街を訪れた時に感じるワクワク感をずっと感じさせる中継だった。古きと新しきを融合し変容し続ける街、多様性を受け入れる街という切り口でパリを紹介していく。司会陣が、事前準備を十分行っているうえに、地元をよく知り、語学力もあることから、スムーズに進行していく。明るく親しみやすいゲストの女優今井美樹、素晴らしい語学力と機転が利く日本人女性ショコラティエ、司会が到着しなかったにもかかわらず、実況をやり遂げた現地ガイドなど出演者以外の選択も見事だった。中継とVTRとの比率もバランスがとれ、雨が降ったり止んだりもハプニングとして生中継らしい臨場感があった。何より、雨でもパリは素晴らしいことを示していた。