2004年から2008年にかけて週刊少年ジャンプで連載されていた西義之の代表作「ムヒョとロージーの魔法律相談事務所」。アニメ化が切望される中、連載完結から10年の時を経て、アニマックスが開局20周年の記念作品として映像化を果たした。無料で視聴できるBSスカパー!で先行放送を行い幅広い層に作品を訴求する一方、アニマックスでの放送時にはアニメファンに向けた特別番組を放送し、相乗的な視聴促進を図った。
作品紹介
2004年から2008年にかけて週刊少年ジャンプで連載されていた西義之先生の代表作「ムヒョとロージーの魔法律相談事務所」が10 年の時を経てファン待望のアニメ化!村瀬歩、林勇、神谷浩史、柿原徹也といった人気声優がキャラクターに命を吹き込み、ムヒョとロージーの物語が再び動き出す! 人間に危害を加えたり、事件を起こす悪霊や死霊に対して刑を下し、あの世へ送る能力を持つ天才的な魔法律の執行人・六氷透(ムヒョ)と、その助手を務める草野次郎(ロージー)。彼らの元にはいつも霊に悩める人々が訪れていた。そんなある日、ムヒョの魔法律学校時代のライバル円宙継(エンチュー)が現れ、壮絶な闘いの火ぶたを切る!
©西義之/集英社・ムヒョロジ製作委員会
作品動画
【審査員講評】
東京新聞社会部記者 宮崎美紀子
いつの時代も子どもは日常と地続きにある異世界に惹かれる。大ヒットした「地獄先生ぬ~べ~」や「遊戯王」もそうだった。魔法律で悪霊を裁くダークファンタジーと、思春期のリアルな人間関係が絡み合う「ムヒョとロージー~」は王道中の王道アニメだ。ひと昔前は地上波のゴールデンタイムで、こういう作品が多く作られていた。今、その役割を衛星放送が担っている。日本はアニメ大国だと言われているが、それは今の大人がアニメに触れて育ってきたからだ。三十年後もアニメ大国であり続けるには、誰かが子どもの心に響く作品を作り続けなければいけない。アニマックスの専門チャンネルとしての矜持と挑戦を称えたい。