衛星放送協会

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9th 衛星放送協会オリジナル番組アワード

番組部門 教養 最優秀賞

ドキュメンタリー ~The REAL~ ブレイクダンス ユースオリンピック 新競技誕生の瞬間

J SPORTS 3
(株式会社ジェイ・スポーツ)
再放送日時 8/21(水)午後11:00~午前0時
ブレイクダンス(ブレイキン)は、1970 年代にアフリカ系アメリカ人やラテンアメリカ人の若者達によって発展したサブカルチャー。日本でも1980 年代に渋谷・代々木を中心に発展し「新しい若者文化」として確立。ところが2018年ブレイクダンスは、ブエノスアイレス ユースオリンピックの「競技」として正式採用される。この番組は、ルールや基準がなかった「文化」が「競技」へと変遷する様子に焦点を当てた。

作品紹介

ブエノスアイレス ユースオリンピックの新種目「ブレイクダンス」。各国の代表を決める初の世界大会(最終予選)が 2018年5月 川崎で開催された。大会運営スタッフには、川崎 溝の口を中心に世界でも活動するストリートダンサーたちを任命し記者発表が行われ、若者たちからも注目を浴びた。番組では、大会運営を任命されたフロントスタッフたちの開催準備から密着。競技として認められた喜びと、採点競技として簡単にルール化できない「葛藤の様子」を撮影した。それは「競技として ブレイクダンスが生まれる瞬間」だった。さらにフィギュアスケーター 小塚崇彦氏に意見を伺い、多角的に考察する(初回放送後、2024年パリ五輪 追加種目候補に採用)
J SPORTS
作品動画

【審査員講評】 
株式会社文藝春秋ノンフィクション編集局 局次長 島田 真

サブカルチャーであるブレイクダンスをスポーツの競技として認めさせる。まずこの素材を見出したことが番組の成功につながった。そこには、「他のアスリートと同じようにダンスだけで食べていきたい」というB-BOYたちの熱い思いがあった。番組は、ブレイクダンスの成り立ちから丁寧に追ってゆく。行政や企業に、必死に働きかける若者の情熱に胸を打たれる。だが、そもそもアートであるダンスに客観的な採点は可能なのか。カルチャーとスポーツは共存できるのか。激しい議論を交わしながら若者たちは突き進む。強靱な肉体、圧倒的なダンスが画面に弾ける。ブレイクダンスという新競技、新たな伝説が生れた瞬間に立ち会えたことに感謝したい。
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